2012年(平成24年)の活動を開始します。

 新年、あけましておめでとうございます。
 そして、はじめまして。あんずといいます。平仮名であんずです。


 世の中が人々に等しく区切りを与えようとする仕組みを不思議 (strange) だなと思う一方で、大変ありがたい (thankful?) ことだと思います。会社や学校では「年度」という区切りの方が重要な意味合いを持っていたり「年」の区切りでも区切りの位置が世界各国で異なっていたりする中で、私たちが元日に向かって色々総括したり色々やる気を出してみたりするのは、いいときも悪いときもある中で結果を出さなければ飢餓が待っていた農耕とともに歩んできた先人たちが、私たちに遺してくれた知恵なのかもしれません。

 2012年のお正月はSNSが一段と普及した2011年に逆行するかの如く、じっくり引き籠ろうと心に決めていた私は父母に旅行を勧め、食材の買い出しを済ませ、日頃酷使しているネットワーク回線と耳に極力お休みを与えました。
 好きなだけ寝て、本を読み、わが家を訪ねてきてくれた素敵な友人たちと酒を飲み交わし、「新春ワイド時代劇 忠臣蔵」のお年玉クイズを熱心に解きながらお雑煮やカルボナーラを作りました。今日が仕事初めだったのですが、正直、もう1〜2日お休みを取ってこの生活を続けたかったところです。いいお正月でした。(ということで、音信不通になっててすみません。生きています。)

すごく美味しそうな写真!誰が作ったのかしら!(まさかの無修正)
生クリームを使わず豆乳で仕上げました!(そして自画自賛)

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 さて、私は日記を書き続けるほどのマメさを持ち合わせていませんが、近頃文章で人の心や新しい発見にアプローチしたいなと思うようになりました。もともと日常をまき散らすかのようにtwitterhttp://twitter.com/noriaria)呟いていますし、twitterの過去ログを読み返すだけでも新しい発見があるし、もし言いたいことが140字に収まらなければfacebookのノート機能を使えばいいと思っていたのですが、私がやりたいと思ったことと違う、どうもしっくりこないと感じていました。そんなとき尊敬する先輩が新春の挨拶とともにfacebookについてこんなコメントをしていたのを見たのです。

> そして、FB により飛躍的に人間関係が豊かになった1年でもありました。
> FB は一度お会いした人との関係強化に最も役立つツール
> 更に、リアルに会う人の予習に役立つツール
> 重要な情報はリアルの場でしか得ることができません。
> FB 経由でアポを頂き、お会いして情報交換をしたり、それがご縁で人をご紹介頂き
> 新たな展開に繋がるというダイナミズムを幾度となく経験しました。

 あぁ、なるほど。
 twitterが「人の瞬間を捉える写真のようなもの」で、facebookが「人となりを知らせるもの」だとするならば、私は「読み手がいることを想定して文章を書く場」を探していたことに気付きました。例えがおこがましいのですが、漫画家やアーティストは「人となり」を知ってもらうために作品を生み出しているわけではないはずで、私は私で当たり前のことですがtwitterでもfacebookでもmixiの日記でも(たとえ読み手がいたとしても)読み手を想定して書いていませんでした。 

 そう、私が作ろうと思ったのは「私の人となりを知る場」ではなく「読み手がゼロでも読み手を想定して人の心や新しい発見にアプローチする文章を書く場」です。

 実は、以前から友人には「表に出せるようなものを何か書いた方がいいよ。」と勧められていたのですが私が書いた文章を見たこともない友人が何故そのようなことを言うのか、そして「何か」は何なのかが分からず「何を書くかから考えるって妙な気もするけれど…」と曖昧に答えつつぼんやり考えていました。また、文章で表現したいことがあるか(中身の話)とどこで表現するか(外身の話)にも少し時間を費やしました。
 エッセイ、妙に真面目を振りかざす文章、作り話…と形式は色々だと思いますし、以前に書いていたものを直したものもあると思います。また、更新も気まぐれだと思います。でも、まずは書こうと思います。またあることがAnniversary Yearを迎えるため今年の12月までにあるものを完成させるべく書きます。こちらは自分でもどんな仕上がりになるか楽しみです。 

 はてなブログがベータから脱出し、もう少し色々できるようになる頃には、私も慣れていることを願って。
 どうぞ、よろしくお願いします。